だるま日誌

広島県福山市でひきこもり,ニート支援の仕事をしてます。日々思うことや面白かった本についてなど書いてみます。

「生きづらさ」の正体①

職業柄いろんな人の相談にのったりするんですが、現代は「生きづらさ」を感じている人が多いように思えます。

 

僕のところに来る人は「ひきこもり」「ニート」またはその家族の人が多いんですが、彼らが抱える困難は個人の資質だけでなく、現代の「生きづらい」環境にも原因があるのではないかと僕は考えています。

 

では、具体的にどのように「生きづらい」のか。現代社会のどのようなところに「生きづらさ」を感じるのか、生きづらさの正体について僕なりの考えをまとめてみたいと思います。

 

①プレッシャーが強すぎる社会

世の中ヤバいが溢れています。

いい大学出ないとヤバい、大企業に就職しないとヤバい、正社員でないとヤバい、⚪歳までに結婚しないとヤバい、⚪歳までに子どもを作らないとヤバい、持ち家でないとヤバい、英語くらい話せないとヤバい、ダイエットしないとヤバい…などなど言われたい放題です。

 

ヤバいヤバいと強烈なプレッシャーをかけられて、人生の選択肢がとても狭められているように感じます。

 

基準(ヤバくないレベル)から外れてしまったら全て自己責任。

普通に生きてきたらそれぐらいできるでしょ、努力が足りないなどと言われる始末。

はっきり言って厳しい。息苦しい。

 

何故こんなにヤバいが溢れているのか。

強いプレッシャーをかけられているのか。

 

その理由は、プレッシャーをかけるとお金が儲かるからだと僕は思います。

 

人は現状に満足すると、あまりお金を使わなくなります。満ち足りているわけだから、当然です。

強いプレッシャーをかけて不安や焦りを感じさせると、人はそれらを補完するためにお金を使います。本来不要だった物を買ったり、実生活とは結び付かない習い事などを始めたりします。

 

不安を煽って物を売るのは商売の基本です。

 

いろんな所からやって来る「ヤバい」というプレッシャーは人にお金を使わせるためのものです。

 

もちろん必要だと思うものにはお金を使えばいいと思います。

けれど、ヤバいに流されてお金を使っても、きっと楽にはなれません。次のヤバいが来るだけです。

 

ヤバいっていうプレッシャーは、商業目的のものです。CM と変わりません。

基本的に聞き流せばいいんじゃないかと思います。

その中で、自分がいいと思ったものに出会えたなら、お金と時間を存分に使えばいい。

そういうものだと思います。

 

 

また長くなってしまいました。

今回はここまでにして、また何回かに分けて書いていこうと思います。

 

Twitterのひきこもり相談あるあるも何となく続いてますので、そちらも見てみてくださいね。